トイレのつまり、蛇口の水漏れなど、水回りのトラブルは生活してしていれば誰にでも起こり得るトラブルの1つです。。
この記事では、水回りトラブル発生時に私が遭遇した悪徳業者とのやりとりの一部始終と、実際に取った対処法についてお伝えしていきたいと思いますので、今後、水回りトラブルが発生した場合に思い出してもらえれば嬉しく思います!
目次
1.どんな時に依頼したのか
マイホームを建て、入居してまだ7ヶ月ほどの頃でした。
会社からの帰宅中、妻から電話がかがってきて、「お風呂のシャワーホースの接続部から大量の水が吹き出して止まらない。どうしよう。」と慌てふためいていました。
元々シャワーの出が悪かったのですが、その日たまたま妻が私の留守中にそのトラブルシューティングのため、取説を読んでシャワーの水量調整を試みたところ、誤ってシャワーホースを接続部から外してしまい、そこからすごい水圧の大量の水が噴射され続ける事になってしまったのです。。
私は家に着くまで15分位はかかる状況で、早く処置しないと家が水浸しになってしまう危険性があり、妻も冷静に状況を伝えられる状態ではなかったので、私がネットで業者を探し、出張修理対応を依頼することにしました。
2.どんな業者に依頼したのか
スマホで検索すると、上位表示であの有名な「クラシアン」が出てきたので、「ここなら安心だろう」と思い電話しましたが、一向に繋がらず焦っていた事もあり、同じく上位表示で出てきていた業者に電話をしてみました。。
そこは社名は聞いたことはありませんでしたが、上位表示で出ているし、「変な業者ではないだろう」と思い、電話したらすぐにつながり、状況を伝えたところ、到着まで40分程かかるとの事でしたが、特段他にあてもないので、その業者に依頼する事にしました。
3.依頼後〜我が家でのやり取りと悪徳業者に対して実行した対処法
業者が到着する前に私が先に自宅に到着しました。
そこには。。。
当時2歳になったばかりの何だか状況がわかっていない息子と、
浴室以外に水を流出させまいと身体を盾にして凄まじい勢いで噴出する大量の水を受け止め続ける妻の姿が。。。。
これはまずい!!
業者を待っていてはエライ事になるとさらに事態を重く見た私は、購入したハウスメーカーの営業マンに対処について相談しようと思いつき、電話したところ、
「家の外にある止水栓を閉めれば止水できる」との対処法を教えてもらえました。
そして営業マンのアドバイス通りに家の外の止水栓を閉めた所、浴室の出水を止める事が出来ました。
良かったあああ!!(惨事になる前に食い止める事ができた安堵の叫び!!)
あとは私で十分対処できそうだったので、依頼した水道業者の訪問をキャンセルしようと考えました。
水道業者呼んだの初めてだし、悪徳業者だったら嫌だったので。。
そして私は、
「ひとまず止水する事が出来てあとはこっちでなんとかなりそうなので、大変申し訳ないですが訪問のキャンセルをお願いしたいんですが、費用はどのようになりますか?」
と業者に電話で伝えました。
すると、「そうですか~。でも今後なんかあってもあれなんで、一応見させてもらえたらと思うんですけど~。見るだけならお金はかからないんで~。」
と、割と丁寧な口ぶりで言われたので、こっちも依頼した手前無下には出来ず、本当は嫌だったのですが来てもらう事にしました。。
来てもらうことにはしましたが、業者が悪徳業者である可能性も踏まえて「絶対に対象物を触らせないで、帰ってもらう」事を心に決めていました。
なぜなら少しでも触らせてしまうと「作業工賃が発生してるので。。」と言われかねないと思ったからです。
すると電話のやり取りから10分後くらいに業者が到着しました。
20台前半~後半くらいの風貌の少しヤンチャそうな男性でしたが、受け答えはそこそこ丁寧な印象でした。
しかし、早速気になるところが。。。
「直前に訪問した家の作業で靴下がびしょ濡れになってしまったので、裸足で上がらせてほしい」と言うのです。。
「新築やしメッチャ嫌や~!!」と心の中で叫びました。。
そういう仕事なんだから、替えの靴下とか自前のスリッパくらい持ってきておくのが普通ですよね??
この時点でまず不信感を抱きましたが、仕方なく裸足のまま上がってもらい、一応浴室まで案内しました。。
すると、我が家の設備(よくある蛇口、シャワー、温度調整のダイヤルが一体となった給湯設備)を見るなり、
「あ~、このタイプのやつですね~!このタイプは良くないんですよ~!もう今後はこのタイプは二度と使わないでください!」
と言い出しました。。
私はこの時点で確信しました。。
「こいつは悪徳業者や!!」
名の通ったハウスメーカーで我々の要望に沿って一生懸命設計してもらった家にそんなおかしなものが採用されているはずが無く、あり得ない主張です。。
そんなことを開口一番言ってのける無神経さからして「こいつはぼったくる事しか頭にない。一刻も早く帰さなければいけない。」と感じたからです。
そして、私は帰ってもらおうと「そうなんですか~!!でもとりあえず止水もできてるんで、あとは自分で対応してみますよ!」と伝えました。
すると業者は「いや、でもなんかあったらあれなんで、ちょっと見させてもらいますね!」と言って、マイナスドライバーを取り出し、給湯設備を触ろうとしました!!
私はすかさず、「勝手に触らないでください!!」と毅然とした態度で言いました!
以下。。
【業者】
「えっ?なんでですか?ちょっと意味わからないんですけど!!」と半笑いの表情。
【私】
「あとはこっちで対応するんで結構です。大丈夫なんで。」
【業者】
「いや~、でも見させてもらったほうがいいと思いますんで」と言ってまた触ろうとする。
【私】
「いやいや、ホントにやめてください!!」
【業者】
「いやいや、ホンマに何?なんでですか?」
【私】
「じゃあ作業の見積を下さい。その上で考えます。」
【業者】
「なんやお前!!もうええわ!!」と言ってここで態度豹変、片付けをして帰るモードに!!
玄関に向かう途中の階段で、
【業者】
「家まで来てタダで帰るやつがおると思ってんのか??こら!」
【私】
「えっ?僕がキャンセルしたいって電話したとき、見るだけなら無料って言ってましたよね??」
【業者】
「なんやお前偉そうに!!お前子供おるんやろ!?大丈夫かそんなんで!(僕の目の前までつめよっきて睨みをきかしながら)」
⇒私「お前が大丈夫か?」(心の中で)
【私】
「なんやお前??」(ちょっとキレ気味で)
【業者】
「なんやねん!ホンマ意味わからんねん!」などぶつぶつぼやきながら玄関で靴を履く。
⇒私「それはこっちのセリフや!!」(心の中で)
これでやっと帰ってくれました。。
4.考察
今回の件について考えてみた考察について下記に記載したいと思います。
1)今回の業者のやり口について
上記3.のやりとりからもわかるように「見るだけなら無料(大体この「見るだけ」という表現が曖昧極まりないですが。。)」と謳いながら、
その「見るだけ」の延長で必要無い作業をしてしまい、作業費用を請求するという完全な「詐欺」に合いかけた所で食い止める事が出来ました。。
必要の無い作業なのに必要な作業を施したように見せかけ、高額費用を請求するというやり口なのでしょう。。
2)被害にあわないためのポイント
・なるべくネットで出てくるような業者は呼ばない
この段階で防げれば何の心配も無いので、持ち家の人なら購入したハウスメーカーにまず問い合わせるのがいいかと思います。
実際我が家の場合は悪徳業者に電話をする前にハウスメーカー営業に連絡しておけばよかったとめちゃくちゃ後悔しています。。
・万一呼んでしまったら、頑張って訪問をキャンセルする
自分の留守中に奥さんもしくは旦那さんが呼んでしまうというケースもあるでしょう。。
でもわかった時点で極力訪問をキャンセルできる方向にもっていくべきです。
ただし緊急度にもよると思いますので、断って他の手段を探す事で大惨事になってしまうような場合は冷静に判断される必要はあると思います。
私も「あの時キャンセル出来ていれば。。」と今でも思います。。
・家に来られてしまったら、絶対作業をさせない。
前述の通り、作業どころか指一本触れさせない事が一番効果的だと思います。
これによりあとは理詰めしていけば対して知識もない悪徳業者は退散していくと思います。
ここで大事なのは絶対引かない事、隙を見せないない事、毅然とした態度を貫く事です!
そうすれば悪徳業者も我が家のケースのように、「金にならない家で時間をかけてもしょうがない」とそそくさと退散していくでしょう!
実際我が家の場合、業者の滞在時間は10分程でした(笑)
5.家族の反応、精神的なダメージなどについて
今回私の留守中に妻と当時2歳の息子二人で家にいる時に水トラブルが発生し、私が帰宅途中に悪徳業者に依頼してしまっていたので、私の帰宅より先に悪徳業者が到着していたらと思うとゾッとします。。
妻は私が留守中に相談もせずシャワーの水量調整を試みてしまったことを非常に反省していましたし、何より悪徳業者とのやり取りを目の当たりにし、大きな恐怖を感じていました。。
息子は当然ながら状況をわかっていませんでしたが、2歳の子供と妻を前にしても私に悪態をついてきた悪徳業者には私でも一定の恐怖を感じました。。
今回家族全員尾を引くような精神的ダメージはありませんでしたが、人によっては一種のトラウマのようになってしまうケースもあるのではと思います。。
そう思うと本当に腹立たしい限りで、現在でも思い出すと腹ワタが煮えくり返ります。。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか??
もちろん水道業者さん全てが今回のような悪徳業者ではないでしょう。
しかしながら、実際にいるということが実体験でわかりましたので、今回の私の記事が皆さんの平穏な日常を守るための一助になれば大変嬉しく思います。